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ビバ!保育園 ~菊田第二保育所の取り組み~②

September 23, 2017

この記事は、ビバ!保育園 ~菊田第二保育所の取り組み~① から続きます。

 

続いて見せていただいたのが、ホールで活動中の一歳児(りす組うさぎ組}の活動です。

 

恵まれた園庭で、坂道を登ったり下りたりの活動を通じ、足腰が安定してきたという一歳児さん。

先生方は、友達とのかかわりも楽しめるようになったこの子ども達ならではの遊びをたくさん考えていらっしゃいました。

 

そして、ハイハイが大事!という認識も〇歳児クラスと同じ。

 

ハイハイがなぜ大事なのか、という話は、ネットを探せばいくらでも出てくると思うので、私はちょっと違う側面からお話ししたいと思います。

 

 

「姿勢を良くして」とか[ピシッと立って」と言われると、私たちはどこに力を入れるでしょう?

 

だいたいの人は主に、背中じゃないかと思うんです。

 

背中に力を入れて体幹を起こし、腹筋に力を入れてお腹をひっこめ、首をまっすぐ立てて足をぴんと伸ばして。。。

 

これが普通に考える所の「よい姿勢」ではないでしょうか?

この、良い姿勢を取ろうとすると、私たちは下の図の「赤い筋肉群」に力を入れています。

赤い筋肉は、大きな筋肉が多く、遠くの骨と骨を結んでいます。

 

キャンプをする人はタープを立てる時を想像するとわかりやすいかと思うんですが、タープのポールが骨だとすると、ポールを支えるために四方から引っ張るロープがこの赤い筋肉群だと思ってください。

 

この赤い筋肉群を、うまく緩めたり張ったりすることで、私たちは体を動かします。

背中の筋肉を緩めて伸ばし、お腹の筋肉を引いて縮めれば体を前に倒しておじぎすることができるように。

つまり赤い筋肉群は「動かすための筋肉」と言えましょう。

 

この大きな筋肉群の下には、深層筋(インナーマッスル)と言われるものがあり、これが骨と骨の間をつなぎ、骨格がばらばらにならないように支えている筋肉です。(ざっくりした説明ですみません。深層筋はそればっかりでもありませんが。)

 

一枚下の図は、ものすごく簡略化して描いていますが、背中を支える筋肉と脊椎骨を支えている青い筋肉群です。

 

この、青い筋肉群があるおかげで、体がばらばらにならずに済んでいるわけです。

 

そしてこの、骨格を支える青い筋肉群は、外側の赤い筋肉群とちがって、筋トレなどで意識して鍛えることができません。

 

下の図をご覧になればわかるように、 立ち上がってしまうと、支えるための筋肉はそんなに力を入れなくても済むため、鍛えられないままです。

でも、ハイハイをすることで(四つ這い姿勢を取ることで)重力にあらがって、骨と骨の間を支えるべく、青い筋肉群が鍛えられるんですね。

 

実はよい姿勢を取るには、赤い筋肉群に意識して力を入れるより、青い筋肉群が働くように刺激を入れてあげる方が楽に姿勢のキープができます。(講座ではそんな実験もお見せしています)

 

けれど、そもそも、青い筋肉群が骨格を支えるほど安定して働けていないと、姿勢の維持は難しいので、どこかの段階で青い筋肉群を鍛えておく必要がある。

 

これを行うのがハイハイなんですね。

 

インナーマッスルが鍛えられていると何をするにも疲れにくくなって、楽ちんです。

 

 

 

さて、一歳児クラスの取り組みに戻ります。

 

こちらは、50センチの高さの一本橋。

距離は4,5メートルってところでしょうか。

橋の上をハイハイして、反対側に到達すると自分で足から降りています。

 

 歩行が安定しない一歳児は、バランスを崩すのが怖いので高くて狭いところでは、ハイハイ姿勢を取らざるを得ません。

 

先生方から頂いたメモによると

「一本橋は何度か経験していくと背中、腰の安定がそばで見ていてわかるくらいに体が安定してきた。今では距離を伸ばして遊び楽しめる活動になった」

と書かれています。

 

歩き始めてからでも、ハイハイをさせてあげることで体は安定するのです。

 

そして、先生方のすごいところは、この活動につなげるステップアップのさせ方です。

こどもたち、最初は高さが怖くてこの上に乗ろうとしなかったそうです。

乗っても進めない。

 

先生方は、最初、距離を短くするのはもちろん、一本橋を壁にくっつけて安心感を持たせる工夫をしたそうです。

すごい。

よく思いつきますよねえ。

子どもを観察する力が素晴らしいと思います。

 

おつぎは、長ーいトンネル。

こちらは、三つの遊具がつなげてあって、途中で立ち上がったり、横から出てきたりできるそうです。

 ずいぶん長いですよね。たぶん、8,9メートルくらいかな?

 

こちらも、最初からこんなに長いトンネルを楽しんで遊べていたわけではなく、徐々に距離を伸ばし、下を凸凹にしてみたり、暗幕で覆って外を見えなくしてみたりと

子ども達の楽しみ方に応じて工夫してこられたのだそうです。

 最初はこれだけ。この中に出たり入ったり。

 そして、それができるようになったら、こちらの木製ジャングルジムをジョイントさせて、最後はプラスチックの筒型遊具を入り口にくっつけたのだそうです。

 

いきなりは、できない。

じゃあ、目標までにステップを区切って、どうやって行くかを話し合い、少しずつ積み上げてきたのだそうです。

すてきーーー!!

 こちらも、先生方の手作り遊具なのですが、ただの坂道に見えるでしょう?

 

計算しつくした遊具なんですよ。

 

よちよちの子ども達が、登ったり下りたり怖くない斜度はどれくらいなのか。

そして、この赤や青の布の下には、保冷剤(くにゃくにゃした感触)人工芝(ざらざらした感触)スーパーの手提げ袋(シャカシャカした感触)が仕込んであって、触覚の刺激ももらえるという優れものなんです。

 

よく思いつくよなあ、って感動してしまいました。

 ハイハイの子たちは、ハイハイで、立って歩ける子たちは、よちよちとみんなで斜面を順番に降りていきます。

 

キャーキャー楽しそう。

 そして最後は、箱。

段ボール箱に紙を貼った、ただの箱です。

 

でも、先生方が箱を出すと、子ども達は大喜びで、友達を載せて押してみたり、引いてみたり。

 誰も載せてない子は、ものすごいスピードで走って行きます。

楽しそう!

 とにかくわかるのは、これらの遊具で遊びこんでいるんだな、ってこと。

 

研修の発表会の為だけに、今日初めて出した遊具なら、こんなに楽しそうには遊べないもの。

 

いつも遊びの中で使っていて、自分たちで扱いがわかっていて、できる自信も、挑戦する楽しさもまだ残っている遊具なんでしょう。

 

発達を促す、ちょうどよさを、先生方が見極めてるってことですね!

 

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