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満たす 満ちる

February 11, 2015

今日の谷戸で。

1歳のちびっこに混じって、2歳のお兄ちゃんが一人。

 

着いた時は、すごーく騒がしかった。

嬉しくてテンションが上がってるのではなくて

 

「僕を見て、僕を見て、僕を見て!!」

 

の騒がしさ。

 

「あれやって!これやって!」

 

をキーキー声で命令する。

 

聞けば、谷戸に来る直前に、画鋲のケースをひっくり返して、叱られてきたらしい。

下の子も主張を始めた時期で、かーちゃんはお疲れモード。

 

よしっ!と思って、私はできる限り彼のやりたいことを聞いてあげることにした。

 

1歳のちびっこは母ちゃんに任せて、ずーっとその子と遊んでいた。

ほめて、笑わせて、受け入れて、自分が嫌だと思うこと以外は、なんでも聞いてあげていた。

 

谷戸についても、まだキーキーはおさまらない。

 

そのうち、私が持っていった細引きロープで電車ごっこをやりたいと言い出した。

 

運転手である彼の行く方について、ふらふら歩き、谷戸の山道を一周するうちに、彼のセリフが変わってきた。

 

「こっちきて」

「あっちいこう」

「ここ持って」

 

が無くなり、

 

「次はあいはらー」

「がたんごとんがたんごとん………」

「ぷしゅー」

 

と、すっかり電車になりきっていた。

 

私は何も言わずにずーっと、同じ輪の中に入ったまま、彼と一緒に谷戸の山道を3周した。

 

3周してお母さんのところに戻ったその子は、とても静かになっていた。

満ちたんだなー、と思った。

 

見て見て!

聞いて聞いて!

あれやって!これやって!

 

母ちゃんたちは、聞いてあげたいと思ってる。

 

でも、物理的に不可能なこともある。

疲れ果てて、やりたくない日だってあるだろうし。

 

私は、子どもと母ちゃんに寄り添うって、そういう時に、子供の気持ちを満たしてあげることだと思ってる。

特に小さいうちは、誰でもいいから、周りの大人が満たしてあげたらいいんだと思ってる。

だって、母ちゃんにはできない時もあるんだもの。

私はそれを、よく知ってるつもり。

私もできない母ちゃんだったから。

 

-----

 

週に二回、この谷戸で子ども達と遊んでいる。

 

私のしていることは、それだけ。

ただ、遊んでいるだけ。

 

でも、ここで遊んで満たされた親子が、いつか子どもが大きくなって余裕ができたときに、

 

同じようにどこかの子どもに寄り添えるようになったのなら、

 

それはもしかして世界平和のタネを蒔いてる事なんじゃないか?って思ったりもしてる。

 

不特定多数の誰かの役に立てるほど、大きな何かはできないし、そんなこと目指してもいないのだけど、

 

目の前の誰かに寄り添うことが、世界を満たすことの始まりなんじゃないかと思っているのです。

 

 

 

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