• ぢーこ

コロナのおかげで取り戻せるんじゃないだろうか

コロナウイルスのおかげで外遊びする子供が増えて、とてもうれしく思っています。


このままほっといたら日本はダメになる、早くバーチャルよりリアルを大事にできる風潮を取り戻してほしいと思っていました。


まさか、こんな形で実現するとは夢にも思いませんでしたが、コロナ様、子どもたちにはよいことをしなさった、と褒めてあげたい気持ちです。


私は長いこと、感覚統合というものを学んできました。


と言っても独学なので、そんなに専門的なお話はできません。


ただ、人としての活動のあらゆるベースが幼児期の遊びで育まれることを、この学びの中で知りました。


たとえば。


学校に行くと授業が始まります。


①45分間座って

②先生の話を聞き

③指示通りの作業をこなし

④教科書を音読し

⑤板書をノートに書き写し

⑥時々は周りの友達とディスカッション。


受け身な授業中でも、これくらいのことはしているわけですよね。


座り続けるのって、実はすごくバランスをとる力が必要です。

例えば、私たちのお尻の下に、圧力センサーを付けて重心の移動を目視できるようにしてみると、

ただじっと座っているようでいて体は常にふらふらと揺れて重心が刻々と変わっていることがわかります。


考えてみれば当たり前ですよね。

人間の頭部は大人で6~7kgと言わています。

脊椎という棒の先端に重たい丸いものを載せているのが直立二足歩行している私たちなのです。

ステッキの先にボウリングの球を付けて、まっすぐ自立させるところを想像してみるとわかりやすいかと思います。

常にグラグラしているものなのです。


なのに、どうしてまっすぐ座っているように見えるのか?

それは、耳の奥にある前庭覚という感覚器が頭の揺れを検知すると、素早く姿勢をまっすぐに制御するよう体に命令して、常に重力に対して垂直を保とうとするからなのです。


すごいぞ、前庭覚!

私たちが転ばずに歩けるのも、前庭覚のおかげです。


ところが、この前庭覚は、生まれてから育つ感覚です。

お母さんのおなかの中では、羊水に浮かびほぼ無重力状態ですから、前庭覚の使いどころがないのですね。


お腹の中から出てくると同時に強烈な重力を感じ、自分の体が重くて重くてしかたない、という感覚を初めて味わっているのだと思います。

赤ちゃんはそれに適応する過程で少しずつ前庭覚を使えるようになっていくのです。


抱っこされたり、ゆらゆらされたり、お母さんから与えられる刺激が前庭覚の回路をさらに育てていきます。

そうして、筋肉とともに前庭覚の神経系が発達することで、首が座り、腰が据わり、立てるようになるのです。


この前庭覚の刺激は、凸凹の地面を歩いたり、飛んだり跳ねたり、立ったり座ったり、登ったり下りたり、揺れたり止まったり、回ったりすることでさらに鍛えられていきます。

つまり、赤ちゃんは、遊びの中で自分の体と神経系を育てているのですね。


ちなみにですが。

今、周りにだれか大人がいたら、その人と片足立ちで押し相撲を取ってみてほしいのです。

「その場から一歩でも動いたら負け」というルールでやってみるとあっという間に決着がつきますが、「動いてもいいけれど、両足が地面についたら負け」というルールにするとなかなか終わりません。


前者を「静的平衡」後者を「動的平衡」と言います。

一か所でじっと平衡を保つのはむつかしいけれど、動いていいならバランスはとれる。

授業中立ち歩いてしまう理由の一つには、そういったバランスのとりづらさ=前庭覚の弱さもあるのではないかと言われています。




説明が長くなるので端折りますが、②~⑥についても、幼児期の基礎的な発達がベースとしてあるからこそできることなのです。


ここが育っていない子は、人の話を聞く機能や、言われたことを覚えている機能、教科書の文字を追視する機能などが育っていないため、授業は「できないことを要求されるだけの場」になってしまいます。


幼児に毛が生えたような一年生の子どもたちが、そんな退屈な場にいて45分もじっと耐えられるものでしょうか?


近年、発達障害の診断を受ける子供が増えてきて、支援級がどこの学校も満員だと聞きます。



少子化で子どもの数自体は減っているのに、支援が必要な子どもの数は増えているって、おかしいと思いませんか?


その原因として、さまざまなことが言われています。


曰く、

診断基準が明確になり判定しやすくなったから。。

発達障害という言葉がメジャーになり、変わった態度をとると「発達障害かも?」と親も周囲の人たちも気づくようになったから。

不妊治療による多胎児が増加し、低体重で生まれてくる子供が増えたから。

母胎の出産年齢があがったり、タバコを吸う妊婦が増えたりしたことで、障害を持って生まれてくる子供が増えたから。などなど。

(どれも決め手に欠けるため、これだ、という統一見解は出ていません。複合して起きていることなのかもしれませんしね)



私は、

「本来なら幼児期の遊びの中で育まれるべきであった感覚系が、育ち切ってないまま学齢に達してしまった子どもが多数存在していて、彼らを発達障害と診断している」

というのも要因の一つだと思っています。


だって、子どもが椅子に45分じっと座っていられなかったら、すぐ「発達障害じゃないかしら?」っていう目でみんな見るでしょう?

そりゃ、検査を受ける人が増えれば、診断を受ける人も増えますって。

もともと子どもの発達なんて幼ければ幼いほど凸凹しているものですから。

でも、もしかしたらその子は、幼児期の遊びが足りなくて、発達がうまくいってないだけなのかもしれません。


そして、遊び足りないというのは、実は子どもの問題というより、その環境を提供できない大人側の問題だと思っています。


例えば、ここに、昭和39年から続いている、体力テストの総合点推移のグラフがあります。



小学生、中学生、高校生、すべての世代が、昭和60年を境に体力テストの点数を低下させていくのです。


昭和60年、何があったかご存じでしょうか?

そう、これですね。

「ファミコン用ソフト『スーパーマリオブラザーズ』が発売され、空前の大ヒットを記録。社会現象となる。

見事な一致。すごいです。


でも、だからと言って、私はゲームだけを悪者にしたいわけではありません。

ゲームはヒマつぶしにはもってこいだし、これだけ子どもを魅了するものが、悪だけでできているわけはないと思っています。

問題は使い方、与え方。


教科書を読むには、並んだ文字列を上下にあるいは左右に追いかける「追視」という機能が育っていなければできません。


ひらひら飛ぶ蝶々を追いかけて捕まえる。

風船バレーボールをしながらゆっくり動くものを目で追いかける。

こんな経験なしに追視の機能は育ちません。


同一平面の上で左右に動くだけのゲーム画面やテレビの画面では、三次元的にものを見る立体視の機能が育つこともないでしょう。


それらの機能が育つ前に、子どもにとって魅力的なゲームや動画漬けにしてしまうから、困るのです。


そんな状態で学校に行きだした子どもに向かって

「なんであなたは、こんなに勉強ができないの?」

と言えちゃうとしたら……。


知らないって怖いなとつくづく思います。


とはいえ、今、お母さんになっている世代も、おそらく最初のゲーム世代。

外は危ないからと、ゲームに依存させられてきた世代でしょう。


外に連れ出しても、何をしたらいいかわからない。

遊具があっても、同じ年ごろの子どもと取り合いになったら「私は母としてどう対応したらいいのか」と怖くて連れ出せない。

そもそも体力がないので子どもの外遊びに付き合えない。


そんな人たちなのだろうと思います。


でもね。どこかで断ち切らないと。


バーチャルな世界を先に知ってしまった子は、何かあった時にリアルで生きていく力が弱いと思います。


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