• ぢーこ

怖がらなくても子どもは育つ


愛が伝わる子育てのコツ、という講座をやろうと思い立ちまして、準備をはじめてから気付いたのですが、果たして、こんな講座をやろうと思ってる私の子育て

私の愛は、子ども達にちゃんと伝わっているのだろうかって。

もう、ぶっちゃけちゃいますけども、私の子育てって、本当に偏っていたと思う。

「私が好きで、子どもも好きで得意なこと」は一緒にたくさんした。

野原や山で虫を取る、川で泳ぐ、釣りをする、絵本を読む、物語を読む、面白い漫画を勧める、プレイパークに行く、などなど。

でも、「私が苦手なこと」は極力逃げた。

お誕生日にケーキを焼く、アイロンがけが必要なパリッとした服を着せる、センスのいいコーディネイトで学校に送り出す、毎日掃除をする、早起きする、可愛くてバランスのとれた美味しいお弁当を持たせる、などなど。

「親として、これだけはしなくちゃ」と思ったことが一度もなかった。

というか、今も何もない。

声高に伝えられるようなことが、自分の中に本当にないなあと思ってて、

「毎日歯を磨かないと虫歯になるよ」とか

「エアコンで暖房をつける時は加湿したほうがいいよ」とか

もう、あったりまえの誰でも知ってることしか言えないわけです。

その私が「愛が伝わる子育てのコツ」を話そうとしている。

こどもはどう思うんだろう?と気になって聞いてみました。

「ねえ、私に溺愛されていたって実感はある?」

「あるよ、すげーある。やりたいことをダメって言われた記憶が無いもん。」

良かった、とほっとしたのは確かなんですが、まだ不安が消えないわけです。

なぜなら。

うちの夫は、単身赴任歴14年目に突入で、もう、結婚してから離れて暮らしている時間の方が長いのですが、

赴任する前、つまり家族がみんな一緒に暮らしていた時というのは、アルコールの問題を抱えていました。

お酒を飲むと、手が出る。食器が割れる。暴言が飛ぶ。

しらふで言えないことを、お酒の力を借りて言ってるんだろうなと思うんですが、私の方に、それを丁寧にすくいあげるすべも気力もなく。

こどもは小さいころ、それらを目の前で見ていたんです。

母親が、父親に髪の毛を引っ掴まれて引き倒されるところや、殴られるところを。

大事なカップやお皿が、一瞬で割れるところを。

傷になってないわけないよな、って思う。

心が痛かっただろうな、とも思う。

でも、私は、それを後からフォローできるほど自分に余裕が無かったし、夫を許してもいなかったので

「父親はお酒を飲むと酔って人が変わる、性格が急変する怖い存在。穏やかに過ごしていても、いつどうなるかわからない恐ろしい人」

というイメージを子どもが持つことをそのままにしていました。

その恐ろしいイメージを払拭することをしませんでした。

離婚して、子ども達を引き取り、夫から離れて暮らす、という選択もしませんでした。

つまり、私も子どもも どこにも避難せず、心の傷つけさせ放題という生活をさせてきてしまったわけです。

仕事をして、自立して、子どもを引き取って暮らすという選択もできたはずなのに、私は被害者でいることを選びました。

毎日働いて疲れて帰ってきて、子ども達に不機嫌な顔を見せ、自分が嫌なお母さんになることよりも、可哀そうなお母さんでいることで好かれようと思っていたんだと思います。

(母子家庭のお母さんがすべてそうだ、と言ってるわけではなくて、私は自分がそういうお母さんになってしまうだろうと思っていたということです。)

少なくとも、離婚しないでいれば、経済的には困らないことはわかっていましたし。

被害者でいる限り、私は何もしなくて、ただ嘆くだけでいいわけですから、楽ちんです。

結果、今、子どもたちは夫に寄りつきません。

加害者である夫、被害者である私、本当はどちらも問題のある親なのに、14年間、一人で家事と仕事を両立させながら働いてきた夫は、子どもに振り返ってもらえることもなく、

可哀そうな母をやってきた私は、子どもと仲良し。

私は長い事、これに罪悪感を持っていたと思います。

食べさせてもらうことについては、完全に依存したまま、いいとこどりをしている自分に。

こどもたちの心を傷つけたのは、私と夫の2人の罪だったのに。

こんな私が、「愛が伝わる子育てのコツ」なんて、話せるわけなくない??

「夫婦の関係を見て子は育つ~親として、これだけは知っておきたいこと」

昨年、いろんなことがいっぺんに自分の中で爆発して鬱になった時、自分自身の心のことを知りたくて、たくさんの本を読みました。

心理学系、特に子どもの心の育ち方。

私の何がだめでこうなってしまったのかを知りたかったのです。

この本も、そんな私が買った中の一冊ですが、私が読む前に、息子が読んでいました。

そして、自分の中にあった気持ちの一つが理解できたというのです。

夫は基本的に、子どもに手をあげる人ではありませんでした。

殴られるのはいつも私です。

そして、子どもにはいつもとても優しい。

自転車にのせて、あちこち連れて行き、遊んでくれます。

私は、夫が赴任先から帰ってくると、夫と向き合いたくないのと、子どもさえいればいいんだろうという気持ちから、子ども達を差し出すように夫に託しました。

こどもらは、楽しく遊んでいるものと思っていました。

でも息子は言うのです。

「父ちゃんといても、全然気持ちが休まらなかった。

俺らに見せてる顔と母ちゃんに向ける顔が違いすぎて、どっちが本当の父ちゃんかわからなくて、不気味だった。

今、この本を読むと、それがどういうことだったのかわかる。」

と。

そして、もう一つ発見があった、と言いました。

「親が子供に与える負の贈与(暴力、ネグレクト、不安の絶えない家庭環境)は、周りから見てもすぐに不適切だとわかるし、子ども自身も、自分がその負の贈与を受け取ってきた自覚がある。

でも、正の贈与(良かれと思って、愛情に基いて親が与えてくる、余計なお世話)に関しては、外からも良いことにしか見えないし、受け取る子どもも、自分のためにしてくれているのだと思うから拒否がしづらい。

期待が重い。

母ちゃんは、何でもしてくれて、ノーを言わなかったけれど、中には押し付けられているようで苦しくなるものもあった。

こんなにしてくれなくていいのに、と思うものがあった。正の贈与を与えられていたんだと思う。」

と。

私が罪悪感を感じていた部分ではなく、

自覚のないところで与えてきたものが、実は子どもに居心地の悪い思いをさせ、成長を妨げるもとになっていたとは。

というか、私の罪悪感が過剰な正の贈与を作りだしていたとも言えそうです。

無自覚にここまで来ていたので、相当な衝撃でした。

でもね、今回伝えたいのは、そこじゃなくて。

そのあと、私と息子で話したことを聞いてほしいのです。

私「それはごめん。自分じゃいいことしてるつもりしかなかったよ。」

子「うん、だろうねえ。」

私「でさ。とても申し訳ないことしたとは思ってるんだけど、それは、もう、知らないでやってたことなんだから仕方ないね、ってことで許してもらえる?」

子「うん、もちろん。わざとじゃないんだしね。知った以上は、こっちも正の贈与は受け取らないと決めて、拒否することあると思うけど、いちいち傷つかないでね。」

私「うん」

要約してしまうと

「私は、子育てしながら、子どもに対して仲の良い両親という環境を用意してあげられないことに罪悪感を持っていた。

でも、その罪悪感とは全く別のところに、子どもの悩みは生まれていた。

私が無自覚であったそれらの悩みについて自覚し、子どもの意見を聞き、悪いと思えば謝罪する。

それができれば、積み重ねてきたものはそうそう崩れないと理解した」

というお話なんですが。。。

だとすると、

『自分が今、こうした行動をとることで、子どもに将来、こんな悪い影響が出るかもしれない』

とか、もっと具体的に

『私がこの子に正しい愛を伝えられないせいで、この子が将来ひどいことになったらどうしよう』

とか、

そんな不安を感じながら子育てする必要って、どこにもないと思いませんか?

悪いと思ったら、心の底からごめんなさい。

こどもは、それで納得して許してくれる存在なのですから。

生理で機嫌が悪いときだってあるし、

旦那さんとケンカして落ち込んでる時には笑えないし、

そうそう毎日手の込んだご飯は作れないし、

散らかった部屋の中で、大事な書類が消えてしまうことだってあるでしょう。

自分の親との関係が悪い時は、子育てにもいろいろ出てきて苦しいと思います。

それでも、そのことを責めないで生きていく、罪悪感を持たないで生きていくことが

おそらく、親子の関係を「苦しみ」にしない為のコツなんだと思ってます。

子育てに罪悪感っていらない。

ものすごく、ゲスな書き方をするならば、

自分のしてることが自分の価値観(円満な夫婦のもとにしか、自分を生きられる子どもは育たない)にあわなければ、

価値観の方を書き換えてでも(どんな環境にあっても、子どもは自分を生きていく)

自分を肯定してしまう方が、親の罪悪感を子どもに負わせなくなる分、楽だと思う。

だって、その罪悪感、一人で背負うようなものじゃないんだもの。

それ(夫婦関係)はそれ、これ(子育て)はこれ、と分けて考えて、

これの中で自分ができることを頑張ればいいんだと思う。

それが、きっとお互いのためになるはずだから。

#愛が伝わる子育てのコツ #ぢーこのつぶやき #講座告知

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