• ぢーこ

菊田第二保育所 Q&A その2


所内研修に伺った、菊田第二保育所でのご質問。

答えの続きが書ききれなかったので、こちらに。

③一歳児クラス

質問)遊びに集中が無く、常に目からの情報が入りすぎてしまい落ち着かないこどもへの遊びが知りたい。

答え)普通のお母さんからのご相談でしたら、「一歳の子どもが集中力がないなんて、あたりまえのことではないでしょうか?」で終わっちゃうんですが、たくさんのお子さんを見ていらっしゃる先生が集中が無いとおっしゃるのですから、もう秒単位でガチャガチャしているお子さんなのかなあ、と推測します。

そして、「目からの情報が入りすぎる」というのも、先生方の観察の結果、どうもそうに違いない、と結論が出た、ということですよね。

では、「集中が続かず、目からの刺激に引っ張られてしまう子」という事で考えてみます。

刺激に弱い、というのは、自分で不要な刺激をカットすることが苦手でできない、という事ですので、まずは環境を整えてあげることが先決だと思います。

その子が落ち着いて遊べるような、静かで、色味の落ち着いた、邪魔な刺激のないところを用意してあげる。

そして、そこで思い切り好きなことだけさせてあげる。

好きな遊びならば、たぶん、集中して遊べるのではないかと思いますので、まずはそこからではないでしょうか?

好きなことで集中が持続できるようになれば、ほかのことも引っ張られて集中できるように変わってくると思います。

苦手なこと、嫌いなことは、保育者からの励ましや褒め言葉などの働きかけがないと、集中できないこともありますが、大人は自分で自分を励ましたり褒めたりしてやる気を持続させることができる、こどもはそれができない、ということですので、丁寧にその子の少しずつの前進を認めてあげる働きかけをすれば、いずれ変わっていくと思います。

あと、見直してほしいのは、睡眠です。

夜更かしして睡眠不足だと、どうしても脳の疲労による興奮状態が続いて、集中できないこともあります。生理的に不足しているものを遊びで解決しようとするのは無理があります。

ご家庭との連携も必要だと思います。

そして最後にちょっとだけ感覚統合っぽいことを書きますと、目からの刺激に引っ張られやすいというのは、動くものに弱いということかしら、と思います。

生物の目には「中心視」「周辺視」という二つの機能があります。

中心視、というのは、文字通り目の真ん中で、気になるものをじっと見たり、追いかけながら見たりするときに使う機能です。

講座の際に、触覚の「原始系」「識別系」の話をしましたが、中心視は後天的に育っていく「識別系」の機能です。

ひらひらとぶチョウを目で追ったり、ウォーリーを探せ、みたいな絵本あそびなどで伸びていく、「集中した時に意識して学習していく機能」なのです。

反対に、周辺視は中心から離れた所で、動くものや光るものなど、視野の中で変化するものに反応する機能です。

生き物は外界の変化に常に対応できるようにしていないと、野生の状態ではすぐに危険な目に遭ってしまうので、変化にはすぐ気付けないと困ります。

今、このブログを読んでくださっている方も、視野の端っこをゴキブリが横切ったらすぐに気づくでしょう?

それが周辺視の機能です。

意識しなくても勝手に働いてしまう原始系の働きなのです。

で、「目からの刺激に引っ張られる」お子さんの場合は、目の原始系が暴走しちゃってるのね、ってことだと理解して、識別系を育ててあげたらよいのです。

といっても、訓練はアウト、の原則にのっとって、遊びの中で、中心視を鍛えましょう、と思ったら、やっぱり「好きな遊びで集中できるような環境をつくる」という答えになるかなと思います。

刺激を排した環境で、好きな遊びに集中できる時間を作ってあげてください。

#感覚統合 #講座報告

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