• ぢーこ

ラべリング


私は、感覚統合のお話をしていますので、こどもの神経系の発達が外部からの感覚刺激によってもたらされるものであることを理解しています。

神経系の発達、というのは、入力系、出力系、両方を指しますので、

・入力系(外からの感覚刺激を適切なレベルで受け取り、必要な刺激にのみ反応できるようになる)

・出力系(自分の体を自分の思い通りにコントロールできるようになる)

という二つの事が、発達の両輪であると認識していました。

ざっくり簡単に言ってしまうと、「自分の体を動かすというシステムを作っていくのは、外からの刺激だ」ってことです。

最近、こんなツイートに出会いまして、セルフイメージという心の土台も、外からの刺激が作っていくものなんだなあ、と再認識しましたので、その話をちょっとしたいと思います。

なるほど!です。 私たちの脳は、まっさらの真っ白で生まれてきます。

そこに「入ってきた刺激反応した過程」を、周りの大人にラべリングされる。

そして、そのラベルによって、自分のしていることの意味が分かり、行動が規定され、性格が作られていく。 たとえば。

ちびさんが大きな犬にほえられて、泣いてしまった時。

①犬の大きな声、という聴覚刺激 → ②とっさのことで驚き、体が反応してアドレナリンが出て、心拍数が上がった → ③急に心臓がドキドキした、という感覚に衝撃を受けてわけもわからず涙が出たという反応が起きた

ここまでは、子どもの中で起きる反応。起きた出来事です。

周りの大人が、これにどういう声をかけるかで、子どもの受け取る世界が変わります。

●「びっくりしたんだねえ。わんちゃんも、一緒に遊びたかっただけなんだよ。」

●「怖かったねえ、悪い犬だね。お母さんが、叱っておくからね。」

●「本当に怖がりねえ。ちょっと吠えられたくらいで泣くんじゃありません。泣き虫ね。」

●「あんたが悪いのよ。犬になんか触るなって言ったじゃない。言う事を聞かないからこうなるの。」

極端なのもいくつか載せましたが、読んでみてどうでしょう?

まっさらな、何も知らない子供の脳に、「犬」というものの概念が入っていくとき、周りの大人からどんな言葉かけがあったかによって、「犬」にまつわる概念が真反対になると思いませんか?

犬は遊び好きな生き物で、時々、こうやって大きな声で吠えることもある、と捉えるか、

犬は自分を怖がらせる悪い生き物なんだ、と捉えるか。

起きた現実に対して、どう考えるかもラべリングで決まります。

「今のドキドキした感じを「びっくりした」って言うんだ」と学習するのか

「今のドキドキは「こわかった」からなんだ」と学習するのか

犬にほえられたくらいで泣くなんて、自分は怖がりでダメな子なんだ、と学習するのか

犬に触りたくても、お母さんがだめと言ったら、絶対ダメなんだ、と学習するのか。

簡略化して書くとこうです。

犬でもネコでも虫でも同じです。

さらに言うなら、お友達、先生、おじいちゃん、おばあちゃん。

誰がどんなふうに言っていたかで、その対象に対する印象が劇的に変わるんです。

おなじことが、子ども自身にも言えます。

自分がどんな子なのか、子ども自身がよくわかっていないうちに

「うちの子は泣き虫で」

「うちは、ちっともじっとしてなくて、本当に大変で」

「乱暴ですぐ手が出るの」

「しつこくて嫌になっちゃう」

こんな評価が、こどもに聞こえる所で交わされるわけです。

「そっか、私って、泣き虫なんだ(大好きなママがそう言うんだから、きっと本当にそうなんだな、じゃあ泣き虫でいなくちゃ。)」

こんなふうに「自分」にまつわる概念が刷り込まれていきます。セルフイメージってやつですね。

大人は小さい子供に向かって、極力定義づけをしないほうがいいよな、と思います。

本人の持って生まれたものを開花させるときに、その定義が、とても邪魔になることが後々起きてくるからです。

どんな子供でも、育つ過程で出会う物事にそんなに大差はありません。

それに対して、周りがどんなラべリングをしてきたかが、その子の性格を作ります。 できるだけ、自分を好きでいられるようなラべリングをたくさんしてあげられるといいですね。

#ぢーこのつぶやき

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